平成25年7月26日、兵庫県弁護士会人権擁護委員会の企画で、大阪拘置所見学に参加しました。
拘置所とは、刑務所とは違い、未決拘禁者である被疑者・被告人と死刑確定者を収容する施設です。
大阪拘置所は大阪市都島区の住宅地の近くにあり、平成22年より老朽化等に伴う改築工事が進行中です。
基本的に収容者を収容したまま改築を進めるため、改築工事が完了するまで10年程度かかると言われています。
会議室でひと通りの説明を聞いた後、施設内部を見学しました。
種々の事情で施設内すべてが見られるわけではないのですが、一部が見られただけでもたいへん貴重な経験になりました。
施設見学の後、施設職員との質疑応答及び意見交換が行われました。
詳しい内容は控えますが、弁護士会からは、人権に配慮した待遇を確保するようにお願いしました。
無罪推定が働く被疑者・被告人には受刑者以上に人権に対する配慮が必要です。
弁護士会がこのような見学会や意見交換を行うことはとても有意義なことだと思います。
今後もこのような機会があれば積極的に参加していきたいと思います。
なお、今回は弁護士会の企画ですので、一般の方は見学できません。